僕は我儘で飽きっぽいんです。
一般的には我儘で飽きっぽいのは悪いイメージですよね。
ずっとコンプレックスでした。
「あなたってほんとに飽き性ね」
「もうやめたの? いつも中途半端じゃない」
「イイワケばっかりでなんにも続かないよね」
・・・そう言われ続けて、自分でも飽き性な性格が嫌でした。飽き性なのはダメなんだと悩むものの、やっぱりすぐに興味が別の場所に向かって。
でも僕は我儘で飽きっぽいからこそ、いろんなことができるようになったんです。
例えば、Aという好きなことにすごく集中して取り組む。でも僕は飽きっぽいから、ある程度したら別のBという好きなことができてしまう。で、Bに飽きると今度はC、Cに飽きるとDというように、好きなことが次々変わっていくんですが、AやBにもまた興味が出てきて、戻って取り組むんですよ。
それを十年、二十年と継続していけば、ABCDE・・・とできることがいつの間にかたくさん溜まっているんです。するとAの経験が新しいFの仕事に生きてくるということが起こってくる。
「継続は力なり」で、一つのことを続けることが大事だとよくいいますが、嫌いなことをいくら続けたって何にもなりません。好きなことにすごく集中して取り組めば、上達や理解力も進みます。
だから僕は我儘で飽きっぽいからこそ、いろんなことが人並み以上にできるんです。